■20XX年、業界の人手不足と高騰する人件費に悩んだ企業。
その解決策として考案されたのが、野菜型ロボ「ベジロイド」が働く店、
「カフェレストラン・ベジロイド」でした。
ベジロイドは人語を喋って感情らしきものを持ち、
なんと人間の食べ物を食べる事も出来る高性能AIロボットなのです。
さて、今日の彼らの仕事ぶりを見てみましょうか。
NASと書いて「ナス」と呼ぶようです。
店長用に作られたナス型ロボットで、休憩で時々貰えるデザート類が大好き。
個性的な店員達とお客に振り回されながら、毎日奮闘していますが…。
フワフワ飛び回るトマト型ロボット。
在庫や売り上げデータを各店舗のネットワークでやり取りしたり、お客さんの案内役やオーダー取りをしています。
お調子者の玉ねぎ型ロボットで、一応この店舗では副店長をしています。円盤と宇宙人を模した姿で、普段は浮遊移動しているようです。
カウンターとホール兼任ですが、暇な時はスタッフルームで事務仕事をこなしている様子。
頭に飾りネジのある、きのこ型ロボットで給仕担当。
頭の傘の部分にトレーを乗せ、トコトコとテーブルまで歩いて品物を運びます。
無口だけど、電子音で「きゅ～」と鳴いて意思疎通を図る事もあるようです。
シェフ型として製造されたぺポカボチャ型ロボット。味覚とレシピデータ研究のため、時々他店舗のぺポ同士で勉強会をしている様子。
虫嫌いなため、厨房内で虫を見ると…。
スピーディーなカブ型ロボ。厨房の調理補助と洗い場担当の新人。
顔がモニター表示型なので、表情豊か。
力自慢の大根型ロボットで、基本的には農園や仕入れ担当。
人手不足の時はホール手伝いもしているようです。
身体の大きさを活かし、時々困った人が出た時の対応役も。
2階での事務仕事と、時々農園の手伝いを担当しているジャガイモ型多脚ロボット。
普段は農園や事務所の方に居るため、店には出て来ないようです。
実はオタク文化に興味津々らしく、支給品はそういう品物を好むという噂。
サヤエンドウ豆型をした警備保障ロボット。普段はスリープモードになっていますが、有事の際には飛び起きる模様。いつもは事務所にいるようです。
監視カメラやラデーなどと連動し、店の安全を守っているようですよ。
手乗りサイズのミツバチ型ロボット。
自家農園の受粉作業を行っていて、ビニールハウス型建物内の巣箱に住んでいるようです。
彼らはロボットですが、どんくささやおっとりした部分はどう見てもミツバチそのもの。